メインバンクの紹介で、昨日は信金セミナーを受講しました。
スタートアップ起業むけの事業安定のアドバイスや資金調達の話でした。
税理士の方がとてもお話し上手で朗らかな方だったのもありメモのスピードもかなり上がりました。
余談ですが、勤め人時代私は新人時代から社内でも有名な「メモ魔」でした。
とにかく接客業においてご要望内容の齟齬や漏れがあるのは良くないという思いと
やはりその場でのフラッシュアイデアだけではなく精密に調べてからご提案をするのでは
お客様のベクトルが大きく変わると考えていたからです。
さて、何をそんなにメモしたのかと申しますと「自分の過去の中に未来のヒントがある」という
テーマを軸に都度都度考えさせられ、深く遠く置き去りにした過去の振り返りの機会を記録し
さらに具体的な遡り方やそこで見つけたヒントを具体的な内容に落とし込みにまた記録したからです
セミナー後半では、そうやってメモした内容をキャッチコピーにしましょうという流れになり、
すぐに閃いたことコピーが以下でした。
「ほかにない。が、ここにある。JOHN’S OFFICE」
*コピーの内容の深掘りにご興味を持たれた方は当サイト内の代表者挨拶をご覧ください。
いずれにしても思考の整理やベクトルの明瞭化など、土台とはいえわずか2時間でできたことは
このセミナーの真髄に近づけたからではないかと思います。
何かをきっかけに知らなかったことを知り、深化する思考という経験は仕事然り、音楽然り
スポーツ(私はロードバイクも趣味です)然り、ダイエット(笑)然りですね。
私はこの体験が人生の妙味であり醍醐味であり、生きている自覚であると思っています。
簡単に言えばその瞬間にワクワクした高鳴りを覚えるのです。
知識・経験の奥深さの探究は無類に楽しくやめどきをいつも失います。
不動産取引は人様の一生を左右してしまうことも大袈裟ではないものだと感じております。
私が知識と経験がいかに大切であるかは、お客様が本当に欲しい知識と経験を既存の書物や
若い営業担当者では授けきれないという強い思いがあるからです。
そして今の時代は「情熱」を無くしたスタイルが流行りのように感じられます
悲しくもアイフォンがソニーから産声をあげることがなくなった頃から日本人は生き疲れたのかも
しれません。個人の生き方ならそれはそれで良いと思います。
ですが、不動産取引において熱意や情熱、置き換えれば信頼できる知恵や工夫
鮮度と解像度の高い情報とその見方・思考法と具体的な活用法などお客様への情熱がなければ
なし得ないものではないでしょうか。
仲介人は縁取り持ちの仲人。
「伊藤、本当にあの物件とその提案で君のお客様の生活は良くなるのか」
「お客様が言っている希望だけが正解なのか、お気づきになられていないだけではないのか」
「その程度の内容で本質的な不安を解消できるのか、お前はそれでいいのか』
口酸っぱく教えてくれた諸先輩たちが今でもすぐ横にいて、そう問いかけてきます。
今よりもっと不便で厳しい時代に生きたからこそ、飾らないお客様への思いがあっただと感じます。
JOHN’S OFFICEには、その時に手に入れた知識や経験のレガシーがあります。
AIでは真似することのできない、知識から生まれる知恵、経験から生まれる判断。
身につけた数々の解法が「今こそお役に立てるものなのでは」と、考えに至った次第です。